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コンクリート⼆次製品後養⽣外気⼊替装置

特許 第3606796号

Overview
基本概要

コンクリート二次製品の品質管理がさらに向上!

近年、コンクリート養⽣装置は、燃料費の軽減を図るため、断熱性能が著しく向上しており、装置内の温度を下降させるのが容易ではありません。温度が⼗分下がらないまま養⽣装置から搬出しようとすると、コンクリート製品にヘアクラック(微細なひび割れ)が発⽣します。しかし温度を下げるために散⽔すると、作業コストがかかるうえ、床⾯がびしょびしょになる、型枠が湿気を含む、⽔滴が落ちる等の弊害が⽣じます。特に、寒冷地においては、凍結被害が発⽣するという問題も…

  • コンクリート養生装置のヘアクラックのイラスト
    クラック
  • コンクリート養生装置の散水のイラスト
    散水コスト
  • コンクリート養生装置の凍結のイラスト
    凍結

これを解決するために

これまで⾏った種々の試験で、コンクリート⼆次製品の後養⽣の際に養⽣室内の空気を約1.5時間〜約2.5時間(最も好ましくは、約2時間)かけて換気することで、ヘアクラックを発⽣させず最良の状態にできることが分かりました。

About Product
製品について

コンクリート二次製品後養生外気入れ替え装置の本体写真

このコンクリート⼆次製品後養⽣外気⼊替装置では、養⽣室内の下部分に配置され蒸気を供給する蒸気配管と併設して、蒸気排出⽤配管と外気導⼊⽤配管を備えています。 本体の上部分に配置された蒸気排出⽤配管は電磁弁で動作し、本体の内部の下部分の外気導⼊⽤配管は、シロッコファンによって本体内に外気が導⼊されるようになっており、シロッコファンと電磁弁が連動して⾃動開閉する仕組みになっています。

コンクリート養生槽の蒸気供給

7kg/cm xG から 0.5kg/cm xG 極減圧養生及び後養生外気導入フローシート
極減圧養生及び後養生外気導入フローシートのイラスト

コンクリート自動養生制御盤(前養生+昇温角度+温度+時間+後養生) 以上により、下図の制御となる。

外気温と経過時間の関係のグラフ

外気導入流速は養生槽容積を1.5〜2.5時間換気とする。尚、槽内排出用電磁弁はシロッコファン連動とする。

以上の考えにより、燃料削減・品質向上を図る。

“この後養⽣部分を安定して降下させる事が可能です”

外気温と経過時間の関係の詳細グラフ

特許証

平成16年10月特許取得|第3606796号

patent "3606796"